自己破産による債務整理の長所・短所

自己破産による債務整理をお考えの方の場合、「自己破産したら、社会的な信用や名誉を失ってなにもできなくなるのではないか」と心配になられる方もいるでしょう。 結論から言いますと、もちろんデメリットはありますが、一般的な人であれば、それほど心配するには及びません。 戦前、破産者は不名誉者として選挙権や公私の名誉権が失われましたが、現代ではそのようなことはありません。制限能力者のような扱いを受けることもありません。

■メリット
・自己破産を申し立てると貸金業者からの取立がなくなります。
※自己破産の場合でなくても、債務整理を弁護士や司法書士に委託すれば、債務者への直接の取立はなくなります。
・自己破産では借金が免責(免除)されます。ただし、税金など免除にならない債務(非免除債権)もあります。

■デメリット
・財産を失う
債務者が持っている不動産や預貯金などの財産のうち、一定の財産を除き、破産者の財産は破産財団になります。破産財団に属する財産は、処分・換価されて債権者に配当されることになります。

・職業の制限
破産者は、資格を必要とする一定の仕事には就けなくなります。弁護士、公認会計士、税理士、弁理士、公証人、司法書士等の職業です。

・いわゆるブラックリスト
破産者は金融機関の信用情報に登録され、以降5-7年の間は、金融機関から融資を受けることができなくなります。

・その他
破産者には住居の制限がかかります。 また、破産に関しての説明・開示義務を負うことがあります。